参議院本会議で採決され可決。
先程参議院本会議で種苗法改正案が可決されました。
これから、自家採取は一律禁止、毎年農家は企業からタネを買うか、許諾料を支払い許諾を得なくてはならなくなります。また、加工品にも特許の範囲は及びます。
違反すれば10年以下の懲役または1000万円以下の罰金、共謀罪の適応です。俗に言う「あおり運転」でさえ、より危険な行為をした場合でも5年以下の懲役または100万円以下の罰金です。種苗法の違反による罰則は、果たして適正な罰則と言えるのでしょうか?
また一方ではゲノム編集の表示義務はないため、知らず知らずに農家はゲノム編集されたタネを企業から購入し栽培、販売、そして知らぬ間に消費者は口へ、という流れが現実となってもおかしくはない状況となったことになります。
付け加えると、ゲノム編集食品にはそれを作る過程で抗生物質が使用されることをご存知ない方は多いのではないかと思います。
(抗生物質によるヒトへの影響は、またの機会に書こうと思います。)
自分の家族や未来の子供達に安全な食べ物を食べさせ、そして未来に生きる人たちへ恥じぬ環境を残すために、引き続き、今を生きる私たちが安全な食べ物について、残したい環境について、個人や国の倫理観について、など様々に折り重なる課題を学び、考え、行動を起こして行かなければならないと考えています。
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